通信制高校って、卒業した後の進路がちょっと心配で……。大学に進学したり、就職したりって、ちゃんとできるんでしょうか?
もちろんできますよ。実は、通信制高校だから進路の選択肢が狭くなる、ということはありません。むしろ通信制高校の大きな特徴は、全日制高校よりも自分で使える時間が多いことなんです。
時間があることが、進路につながるんですか?
そうなんです。ここをぜひ前向きに捉えてほしいです。
たとえば大学進学を目指すなら、その時間を受験勉強にしっかり使うことができます。もちろん一般選抜を目指すこともできますし、最近は総合型選抜で進学する大学も増えています。
総合型選抜では、勉強だけではなく、これまでどんなことに取り組んできたのか、何を考えて活動してきたのか、といった経験も大切になります。
だから、空いた時間にボランティアをしたり、地域活動に参加したり、自分が興味を持っていることをとことん探究したりする。
そういう経験が、結果的に進学につながることもあるんです。
なるほど。「高校の勉強以外の時間」も、進路に活かせるんですね。
そうです。就職だって同じですよ。
アルバイトをしたり、インターンシップに参加したりして、実際の仕事を経験する。その経験を通して「自分は何がしたいのか」を考えていくこともできます。
通信制高校では、全日制高校と比べて「高校にいる時間」が少ない分、その時間をどう使うかがすごく大事なんです。
せっかくある時間を、ただ何となく過ごしてしまうのか。
それとも、勉強でも、仕事でも、ボランティアでも、趣味でもいいから、自分が夢中になれることに使ってみるのか。
ここで大きな差が出てきます。
じゃあ、「時間がある」というのは、むしろチャンスなんですね。
私はそう思っています。
通信制高校は、学校が決めた時間割に自分の生活を合わせるというより、自分の時間を自分でデザインしていく高校とも言えます。
もちろん、自由な時間が多いからこそ、何もしなければそのまま時間が過ぎてしまうこともあります。
だからこそ、先生や保護者と一緒に「この時間をどう使おうか?」を考えていく。
勉強でも、活動でも、仕事でも、夢中になれることでもいい。
高校3年間を、自分の未来のために使える時間がたくさんある。
そう考えると、通信制高校での高校生活って、実はかなり可能性があると思いますよ。

